デロンギ ラ・スペシャリスタ比較|3機種の違いと選び方【2026年版】
デロンギのグラインダー内蔵セミオート機ラ・スペシャリスタ3機種を比較。アルテ EC9155J-W(¥128,000)、新モデルのアルテイーヴォ EC9255JN-M、スマートタンピングのプレスティージオ EC9355J-Mの違いをタンピング方式・付属品・サイズで整理し、迷ったときに選ぶ1台まで示します。
デロンギの「ラ・スペシャリスタ」は、グラインダーを内蔵したセミオートのエスプレッソマシンです。豆を挽いて、粉を詰めて、抽出してミルクを泡立てる。カフェのバリスタと同じ工程を自宅の一台でこなせるのが、このシリーズの魅力です。
現在Amazonで新品を買える現行機は、アルテ EC9155J-W、新しく加わったアルテイーヴォ EC9255JN-M、上位のプレスティージオ EC9355J-Mの3機種です。3機種の違いはタンピング(粉を押し固める工程)を自分でやるか、機械に任せるかで大きく分かれます。この記事では、タンピング方式・付属品・価格帯の3点から、どれを選ぶべきかを整理します。
迷ったら、価格を抑えて本格的に始められるアルテ EC9155J-Wがおすすめです。道具をまとめてそろえたいならアルテイーヴォ、誰が淹れても同じ味を出したいならプレスティージオを選びましょう。
この記事でわかること
- ラ・スペシャリスタ3機種の違い(早見表)
- 手動タンピングとスマートタンピング、どちらを選ぶべきか
- 新モデル アルテイーヴォの位置づけ
- こだわり別に見たおすすめの1台
ラ・スペシャリスタとは?グラインダー内蔵のセミオート機
セミオートのエスプレッソマシンでは、粉の量や挽き目、押し固める強さを自分で決めます。その分だけ手間はかかりますが、豆や焙煎度に合わせて味を追い込めるのが全自動機との違いです。
一般的なセミオート機は、別にコーヒーミルを用意しなければなりません。ラ・スペシャリスタはグラインダーを本体に内蔵しているため、豆からエスプレッソまでを一台で完結できます。エスプレッソは挽き目の影響を強く受けるので、ミルとマシンの組み合わせを考えなくて済むのは大きな利点です。
ラ・スペシャリスタ3機種の違い早見表
3機種の主な違いを表にまとめました。価格はAmazonの現在価格を自動で反映しています。
| 項目 | アルテ EC9155J-Wおすすめ | アルテイーヴォ EC9255JN-M | プレスティージオ EC9355J-M |
|---|---|---|---|
| 参考価格 | ¥128,000 | ¥148,000 | ¥168,000 |
| グラインダー | 内蔵(8段階) | 内蔵(15段階) | 内蔵(8段階) |
| タンピング | 手動(タンパー) | 手動(タンパー) | スマートタンピング(レバー式) |
| 抽出温度の設定 | 3段階 | 設定可(段階数は国内公式で非公表) | 3段階 |
| コールドブリュー | 非搭載 | 対応(約5分で抽出) | 非搭載 |
| 主な付属品 | タンパー・ミルクジャグ・タンピングマット | バリスタツール・アクセサリトレイ | ミルクジャグなどのバリスタツール |
| 向いている方 | 価格を抑えて本格的に始めたい | 道具をまとめてそろえたい | 毎回同じ味を安定して出したい |
おすすめは、シリーズの基準になるアルテ EC9155J-Wです。Amazonの購入者評価は4.2で、3機種の中で最も手頃な価格帯にあります。プレスティージオは101件のレビューが集まっており、評価の傾向を確かめてから選びたい人には判断材料が多いモデルです。

デロンギ エスプレッソメーカー ラ・スペシャリスタ・アルテ EC9155J-W ホワイト グラインダー付き
8段階のコーン式グラインダーを内蔵したデロンギのセミオート機ラ・スペシャリスタ・アルテのホワイト。3段階の抽出温度設定と二重構造スチーム管を備え、タンパーなどバリスタツールも付属する。
- 低速回転で摩擦熱を抑える8段階のコーン式グラインダーを内蔵している
- Active Temperature Controlで抽出温度を3段階から選んで設定できる
- 二重構造スチーム管とフロッサーでラテアート向けのフォームミルクを作れる
- タンパーやミルクジャグに加えタンピングマットとガイドも付属している
Amazon価格
¥128,000
おすすめのアルテ EC9155J-W をチェック
3機種で最も手頃な価格帯の基準モデルです。タンパーとミルクジャグに加え、タンピングマットとガイドも付属します。新モデルのアルテイーヴォとあわせて現在の価格をAmazonで確認できます。
※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。
違い1:手動タンピングかスマートタンピングか
3機種を分ける最大のポイントがタンピングです。タンピングとは、フィルターに詰めたコーヒー粉を押し固める工程のこと。押す力が弱かったり傾いていたりすると、お湯が粉の一部だけを通り抜け(チャネリング)、薄く酸っぱいエスプレッソになります。
アルテとアルテイーヴォは手動タンピングです。付属のタンパーで自分の手で粉を押し固めます。慣れるまでは味がぶれやすいものの、力加減を変えて抽出を調整する楽しさがあり、バリスタの技術を身につけたい人に向いています。アルテ単体のレビューでも、機能が多く使いこなすまでに慣れが必要な点を短所に挙げています。
プレスティージオはスマートタンピングです。グラインダーで粉を落としたあと、レバーを引くだけで粉が均一に押し固められます。誰が淹れても仕上がりがそろいやすく、家族で使う場合や、朝の忙しい時間に失敗したくない場合に向いています。

デロンギ エスプレッソメーカー ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ EC9355J-M グラインダー付き スマートタンピング メタルシルバー
グラインダーとスマートタンピングを備えたデロンギのセミオートエスプレッソマシン。豆挽きから押し固めまでを一台で行え、バリスタツールも付属する上位モデル。
- グラインダー内蔵で豆挽きから抽出まで一台。粒度を変えて味を追い込める
- レバーを引くだけで粉を均一に押し固めるスマートタンピングで抽出が安定する
- ミルクジャグなどのバリスタツールが付属し、ラテアートの練習をすぐ始められる
- 最大2.0Lの給水量と2段階カップ受けで、小さなカップから大きめのマグまで対応
Amazon価格
¥168,000
プレスティージオは最大2.0Lの給水量と2段階のカップ受けを備え、小さなデミタスカップから大きめのマグまで対応します。
違い2:付属品と道具のそろえやすさ
セミオート機を始めるとき、意外とかさむのが道具の費用です。タンパー、ミルクジャグ、タンピングマットなどを個別に買うと、それだけで数千円から1万円ほどかかることもあります。
- アルテ EC9155J-W:タンパーとミルクジャグに加え、タンピングマットとガイドも付属
- アルテイーヴォ EC9255JN-M:バリスタツールとアクセサリトレイが付属。道具の置き場所までまとめて整えられる
- プレスティージオ EC9355J-M:ミルクジャグなどのバリスタツールが付属

デロンギ エスプレッソメーカー ラ・スペシャリスタ・アルテイーヴォ カプチーノ ラテアート エスプレッソマシン グラインダー付き 手動タンピング 充実のバリスタツール アクセサリトレイ メタルシルバー EC9255JN-M
グラインダーを内蔵し、手動タンピングで抽出を追い込めるラ・スペシャリスタの新モデル。バリスタツールとアクセサリトレイが付属し、デロンギ公式ストアが販売する。
- グラインダーを内蔵しており、豆挽きから抽出までを一台で完結できる
- 手動タンピング式なので、粉の押し固め具合を自分の手で細かく調整できる
- バリスタツールとアクセサリトレイが付属し、道具をすぐ揃えられる
- コールドブリュー(水出しコーヒー)を約5分で抽出でき、挽き目は15段階で調整できる
Amazon価格
¥148,000
シリーズに新しく加わったアルテイーヴォ EC9255JN-Mは、粉を自分で押し固める方式のまま、バリスタツールとアクセサリトレイを付けて道具まわりを充実させています。デロンギ公式サイトによると、グラインダーの挽き目はアルテの8段階から15段階に増え、3機種で唯一コールドブリュー(水出しコーヒー)を約5分で抽出できます。
どのモデルも、購入したその日からラテアートの練習を始められる構成です。アルテイーヴォはアクセサリトレイで道具の置き場所が決まるので、キッチンに道具が散らかりがちな人に向きます。
違い3:本体サイズと設置スペース
アルテイーヴォの発売時の発表では、本体サイズは幅28.5cm・奥行37cm・高さ40cm、重量は約9.5kg、最大使用水量は1.7Lです。プレスティージオは取扱説明書で幅38.5cm・奥行37cm・高さ45cm、約13.5kgとされており、アルテイーヴォのほうがひと回り小さく軽くなっています。それでもグラインダーを内蔵するぶん、一般的なセミオート機より大きく重いので、置き場所の奥行きと高さ(上部の豆ホッパーに豆を足すスペース)を先に測っておきましょう。
アルテやプレスティージオも同じくグラインダー内蔵の大きめの機種です。いずれも一度設置したら頻繁には動かさない前提で、コンセントと給水タンクの出し入れがしやすい場所を選ぶと日々の使い勝手が良くなります。
3機種の評価
アルテ EC9155J-W
メリット
- 8段階のコーン式グラインダーで挽き目を細かく調整できる
- 抽出温度を3段階から選べるので豆に合わせやすい
- 3機種の中で最も手頃な価格帯にある
デメリット
- 粉を手で押し固めるため、慣れるまで味がぶれやすい
- ブラックのEC9155J-Bは新品の流通がない
アルテイーヴォ EC9255JN-M
メリット
- グラインダー内蔵で豆からエスプレッソまで一台で完結
- バリスタツールとアクセサリトレイで道具がそろう
- コールドブリューを約5分で抽出でき、夏場の水出しにも使える
デメリット
- 発売から日が浅く購入者レビューが少ない
- 国内公式サイトでは抽出温度の段階数が公表されていない
プレスティージオ EC9355J-M
メリット
- スマートタンピングで誰が淹れても仕上がりがそろう
- 2段階のカップ受けで大きめのマグにも対応
- レビュー件数が多く評価の傾向を確かめやすい
デメリット
- 3機種の中で価格帯が高め
- 押し固める技術を磨く楽しみは少ない
こだわり別:ラ・スペシャリスタはどれを選ぶべきか
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| 予算を抑えて本格的なセミオートを始めたい | アルテ EC9155J-W |
| コールドブリューも1台で淹れたい・道具をまとめてそろえたい | アルテイーヴォ EC9255JN-M |
| 家族で使う・毎回同じ味を出したい | プレスティージオ EC9355J-M |
| タンピングの技術を身につけたい | アルテ / アルテイーヴォ |
アルテ単体の使い勝手は、デロンギ La Specialista Arte レビューで詳しく解説しています。デロンギのほかのエスプレッソマシンと比べたい人はデロンギ エスプレッソマシン全機種比較も参考にしてください。
デロンギ以外の10万円台セミオートも比べたい人へ
グラインダーが別でもよいなら、10万円前後のセミオート機にはほかにも定番があります。イタリアの老舗ガジアのクラシック エボ プロは、業務用の3方向ソレノイドバルブを備えた本格派で、ミルを自分で選びたい人に向いています。

Gaggia クラシック Evo Pro 手動エスプレッソコーヒーマシンメーカー ソレノイドバルブ付き インダストリアルグレー
業務用3方向ソレノイドバルブと頑丈なステンレス製ハウジングで業務用品質を家庭で実現するイタリア製セミオートエスプレッソマシン。プロ仕様のスチームワンドでラテアートも楽しめる本格機。
- 業務用3方向ソレノイドバルブ搭載
- 頑丈なステンレス製ハウジング
- 業務用スチームワンド
- ロッカースイッチのシンプル操作
Amazon価格
¥95,529
詳しくはガジア クラシック エボ プロのレビューや、ブランドをまたいで比べたエスプレッソマシンおすすめ比較をご覧ください。
ガジア クラシック エボ プロをチェック
業務用の3方向ソレノイドバルブを備えた、ガジアの定番セミオート機です。Amazonと楽天の現在価格を確認できます。
※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。
よくある質問
Q. アルテとプレスティージオの一番の違いは何ですか?
タンピングの方式です。アルテは手動、プレスティージオはレバーを引くだけのスマートタンピングです。
Q. アルテイーヴォはアルテと何が違うのですか?
手で押し固める方式はそのままに、挽き目が15段階に増え、コールドブリューを約5分で抽出できる新モデルです。購入者レビューがまだ少ないため、仕様は公式サイトで確認してから選んでください。
Q. 初めてのエスプレッソマシンに向いていますか?
グラインダーとスチーム機能が一台にまとまっているので、道具を別にそろえずに始められます。予算を抑えたいなら入門機のスティローザ EC235Jから試すのも一つの方法です。
ラ・スペシャリスタ比較のまとめ
3機種の違いは、タンピングを自分でやるか機械に任せるかと、付属品の充実度です。
- 価格を抑えて本格的に始めたい → アルテ EC9155J-W
- 道具まで含めてまとめてそろえたい → アルテイーヴォ EC9255JN-M
- 誰が淹れても同じ味を出したい → プレスティージオ EC9355J-M
挽き目やタンピングを調整する手間をかけたくない人には、セミオートより全自動機が向いています。違いは全自動とエスプレッソマシンの違いで整理しています。
購入前の注意点: ラ・スペシャリスタはいずれも10万円を超える高額機です。Amazonでは色によって中古・整備品しか出品されていないことがあるため、出品者がデロンギ公式ストアかAmazon本体か、商品の状態が「新品」かを確認してから購入しましょう。デロンギファミリーへの登録で保証が延長される点も、正規品を選ぶ理由になります。
ラ・スペシャリスタをAmazonでチェック
手で粉を押し固めるアルテとアルテイーヴォ、レバー式のプレスティージオ。現在の価格と在庫をAmazonで確認できます。
※価格・在庫状況は変動します。購入前にご確認ください。
関連記事
デロンギ エスプレッソマシン 全機種比較|選び方【2026年版】
デロンギのエスプレッソマシン全機種を比較。スティローザEC235J・ECP3220J-R・クラシックEM450J-M・デディカアルテEC885J-BG・デディカEC680BK・La Specialista Arte EC9155Jなど、入門からプロ仕様まで機能・価格・使いやすさで徹底解説します。
ミニプレッソ vs ナノプレッソ|携帯機を徹底比較【2026年版】
Wacaco Minipresso GR2(¥8,379)とNanopresso(¥8,490)を抽出圧力・携帯性で比較。アウトドアで本格的な一杯を楽しみたい方向けに解説します。
エスプレッソ ボイラー方式比較|4方式の違いと選び方【2026年版】
エスプレッソマシンのボイラー方式(シングルボイラー・デュアルボイラー・サーモブロック・サーモジェット)の違いを徹底解説。抽出とスチームの同時使用可否・予熱時間・価格帯の観点から、あなたに合ったエスプレッソマシンのボイラー方式の選び方を詳しく説明します。